引っ張りマッドタイヤはこれからのジムニーカスタムのトレンドになる?

引っ張りマッドタイヤはこれからのジムニーカスタムのトレンドになる?

ジムニーのみならず自動車カスタムにおいてタイヤとホイールの選択は非常に重要なポイントです。

定番のタイヤとホイールの無難な組み合わせも悪くありませんが、攻めた選択をしたい人に提案したいのが「引っ張りマッドタイヤ」です。

ジムニーのタイヤ&ホイールカスタムの新たなトレンドになるかもしれない引っ張りマッドタイヤについて迫ります!


引っ張りマッドタイヤとは

まずは文章よりも画像を見たほうがわかりやすいと思います。

引っ張りマッドタイヤを装着したジムニーJB64
ホイール幅は8.0J。タイヤサイズ7.00R16

タイヤ幅に対してホイールが広く、タイヤの側面がグッと引っ張られていることがわかると思います。

このような状態で組まれているタイヤ&ホイールのことを引っ張りマッドタイヤ(引っ張りタイヤ)といいます。

ローダウン系カスタムでは定番手法

引っ張りマッドタイヤ ≒ 引っ張りタイヤが盛んに行われているのはローダウン系カスタムです。

引っ張りタイヤが生まれた背景にはローダウンカスタムの大原則があります。それはフェンダーとタイヤのすき間を極力少なくすることです。

それらを達成するためには「ツライチ」と「ギリギリまで車高を落とすこと」が必要となり、結果的に引っ張りタイヤが求められるようになりました。

なぜ引っ張りタイヤがローダウンカスタムに有効なのかについては、こちらも参考にしてみてください。
参考:「ギリギリ」「キワッキワ」こそが美学! じつは難しいド迫力「シャコタン&ツライチ」セダンの作り方 – AutoMesse Web

引っ張りタイヤを装着したローダウン車両

画像:Auto Messe Web

トレンドになる可能性を秘めている?

カスタムされたジムニーのほとんどはリフトアップが行われ、大径マッドタイヤの装着が定番です。もちろんそれでも十分にカッコ良いのですが、マンネリ化しているのも事実です。

そこでこれからの新たなトレンドになるかもしれないのが、今回紹介している引っ張りマッドタイヤです。

タイヤを大径化する基本の考え方は同じであるものの、タイヤを引っ張ることで見た目の印象は随分と変わり、これまでにない斬新なスタイリングを演出することが可能となります。


引っ張りマッドタイヤの注意点

タイヤ&ホイール選びの選択肢に引っ張りマッドタイヤを入れる前に注意点も知っておきましょう。

見た目は断然カッコよくなりますが、正直なところ引っ張りマッドタイヤにはデメリットも存在します。

軽自動車規格に収まらない

最初に知ってもらいたい注意点です。それなりの引っ張り感を出したカッコいい引っ張りマッドタイヤをジムニーに履かせる場合、フェンダーからタイヤのはみ出しは避けられないと思っておいたほうが良いでしょう。

軽規格のジムニーでは軽自動車規格に収まらなくなり、普通車への格上げ(構造変更)が必要となります。

自由度の高いカスタムをしたいなら軽規格の枠に縛られない普通車規格のジムニーシエラがおすすめです。

引っ張りマッドタイヤを装着したジムニーシエラJB74
ホイール幅は8.0J。タイヤサイズ225/75R16(ジムニーシエラJB74)。

引っ張りホイールのラインナップが少ない

ジムニーの社外製アルミホイールは16インチサイズを中心に100種類以上のラインナップの中から選ぶことができます。

しかしながら、ラインナップされているホイールのほとんどは5.5J~6.0J程度で純正と同等サイズ。

引っ張りマッドタイヤが可能な幅が太いホイールのラインナップは極端に少ないです。

これは他車種用ホイールが流用が出来ない特殊なサイズ(PCD、ハブ径など)をジムニーが採用していることが大きく関係しています。

以下は現在ジムニーに装着できる引っ張りホイールです。

オフロード走破性が犠牲に

タイヤは空気圧によってホイールとの密着を保持しています。それが引っ張られた状態のタイヤになるとどうなるか想像してみてください。

タイヤはホイールに対して離れようとする力が常に働き、高い空気圧を保っておかないとホイールとの密着が失われエア漏れやビード落ちの原因となってしまいます。

これはつまり、タイヤの空気圧を落としてグリップ力を稼ぐオフロード走行がほとんど出来なくなってしまうことになります。走破性を重視するならば引っ張りマッドタイヤはおすすめできるとは言えません。

乗り心地悪化・偏摩耗

タイヤには適正リム幅というものが存在しジムニーサイズの場合は大体5.5J前後が目安です。

引っ張りマッドタイヤはこの適正リム幅を無視し、半ば強引にタイヤを広げてワイドホイールに組み込みます。

タイヤメーカーの指定する適正リム幅を守らないわけですから、タイヤは変形した状態となり本来の性能が発揮できなくなり、乗り心地の悪化を招き、偏摩耗を引き起こす可能性があります。


個性的なカスタムにチャレンジ

それなりの注意点はあるものの見た目のカッコよさ、これまでにないスタイリングを演出できる引っ張りマッドタイヤはこれからのジムニーカスタムのトレンドになる可能性を秘めいています。

定番カスタムの良さもありますが、せっかくなら個性を出したイジり方にチャレンジしてみるのも面白いと思います。

4×4エスポワールではジムニーのリフトアップパーツをメインにジムニーカスタムも行っております。引っ張りマッドタイヤなどの個性的なカスタム以外にも、どんな風にカスタムしたらいいかわからない初心者の方でもサポートさせていただきます。お気軽にご相談下さい。


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