ジムニー乗りなら知っておくべし!2駆から4駆に切り替えるべきタイミング

ジムニー乗りなら知っておくべし!2駆から4駆に切り替えるべきタイミング

任意に2駆と4駆を切り替えられるパートタイム4WDの機構を持っているジムニーは世界的に見ても珍しいクルマです。

走る場所によって駆動方式を切り替えられることが何よりのメリットですが、いつのタイミングで2駆から4駆に切り替えるべきか知っておく必要があります。

ジムニーのポテンシャルを最大限発揮できるように2駆と4駆の使い分けるポイントをしっかりと理解しておきましょう。

★2023年1月 「走行中でも2駆から4駆に切り替えできるが…」追加


2駆での走行が基本

「え?常時4駆で走ってる車種もあるのに?」と意外に思われる方もいるかも知れません。

これはジムニーがパートタイム4WD方式を採用していることが理由で、パートタイム4WD方式のクルマは乾燥した舗装路面で4駆に切り替えた場合「タイトコーナーブレーキング現象」が発生してしまうからなのです。

直進時は問題ありませんが、ハンドルを大きく切らなければいけない曲がり角に差し掛かるとブレーキが掛かったように減速してしまう現象です。前後輪の回転差を吸収できないことが原因で起こります。

これが常時4駆のフルタイム4WD方式を採用している車種(ハイエースなど)では、前後輪の回転差を吸収するセンターデフを備えているためタイトコーナーブレーキング現象が発生しません。

タイトコーナーブレーキング現象が起こる原因

画像:タイトコーナーブレーキング現象は何故発生するのか – Mobile Cafeteria

タイトコーナーブレーキング現象の弊害

吸収できない回転差は表面的にはブレーキング現象が起きてるだけにしか見えませんが、各部に大きな負担が掛かっています。

タイヤの摩耗が早まってしまうこと、ハンドルが重くなってしまうこと、最悪の場合はトランスファーなどの駆動系に負担が掛かり壊れてしまう可能性があるのです。

ジムニーでむやみに4駆に切り替えることは、あらゆる部分に無理な力が加わることを頭に入れておきましょう。

燃費にも良い2駆走行

駆動を伝えるためにはトランスファーに始まりプロペラシャフト、デフ、ドライブシャフトといったたくさんのパーツを介す必要があるため、結果的にパワーロスが発生します。

4駆で走らせる時には前輪と後輪に駆動を伝えなければなりませんが、2駆は後輪を駆動させるだけです。

すなわち、4駆での走行はパワーを多く消費してしまうためパワーロスが少ない2駆で走るほうが燃費には良いのです。


4駆に切り替えるべきタイミング

最初に答えを言ってしまうと「滑りやすい路面」こそが2駆から4駆に切り替えるべきタイミングです。つまりオフロードまたは雪道や凍結路面です。

滑りやすい路面ではスタックやスリップを未然に防ぐために積極的に4駆への切り替えを行います。

ここで気になるのが前後輪の回転差によるタイトコーナーブレーキング現象のことではないでしょうか。面白いことに滑りやすい路面では前後輪の回転差をタイヤ自体が滑ることで吸収してくれるため、駆動系に負担を掛けずに走行することができるのです。

イレギュラーの使い方ではありますが、直進安定性を高めるために雨天時や高速道路でも4駆へ切り替える事例もありますが、駆動系への負担や燃費の悪化にも繋がるため万人におすすめできる方法とはいえないでしょう。

前輪に駆動が掛かることによってジムニーの持病ともいわれるジャダーを抑制させる方法もありますが、これもかなりイレギュラーな使い方といえます。ジャダーについて詳しくはジムニーでジャダー・シミーが発生した時の原因と対策まとめ | 4×4エスポワールを参考にしてみて下さい。

滑りやすい路面(雪道)を走るジムニー
滑りやすい路面では積極的に4駆に切り替える

定期的に4駆に切り替えて走らせると良い

ジムニーとはいえ雪も降らない地域でオフロードも走らないとなると、ほとんど4駆が必要となる場面がありません。

そういった方は動作チェックも兼ねて、真っ直ぐな道で定期的(2~3ヶ月に1度)に4駆に切り替えて走らせておいてほしいと思います。いざという時に備えて4駆に入ることを確認しておきましょう。

フロントのハブ周りのグリスを循環させる効果もあるので、長期的に見るとトラブル防止にも関係してきます。

トランスファーの4Hと4Lの使い分け

ここまで何度か出てきた単語「トランスファー」について紹介が遅くなりました。

トランスファーは副変速機とも呼ばれ2駆と4駆に切り替える役割だけでなく、4駆のハイギア(4H)とローギア(4L)のどちらかを選択することができる大きな役割を持っています。

ハイギアとローギアの違いを簡単にイメージできる例として、マニュアル車で発進するときを思い出してみてください。1速で発進することは容易でも5速で発進することは困難だと思います。

「大きな力が必要な時には低いギアで走り、スピードが必要な時には高いギアで走る」この原則を理解していれば4Hと4Lの使い分けもそこまで難しいものではないでしょう。

極端な例ですがこのような険しいオフロードではローギア(4L)で走る必要があります。

型式によって4駆の切り替え方が違う

2駆から4駆への切り替えを行うトランスファーは50年以上前の初代ジムニーからずっと受け継がれている機構です。

基本的な仕組みは変わらないながらも型式によってレバー式とボタン式の2種類の切り替え方が存在します。興味深いのはその移り変わりです。

先代モデルのJB23ジムニーのモデル途中まではレバー式が採用されていましたが、2004年のマイナーチェンジでボタン式に変更されました。

そのままボタン式になるかと思いきや、2018年の現行型JB64系へのフルモデルチェンジでレバー式へと戻ったのです。

もちろんこれには理由があって、一見便利そうに見えるボタン式よりも実際のオフロードシーンではレバー式の方が優れる場面が多くあったからです。

具体的なボタン式のデメリットを挙げると難所でもがくような場面で4駆から2駆に抜けてしまったり、「4L」への切り替えが平地でなければならず、急な路面変化に対応できない面がありました。

ジムニーのトランスファーの操作方法はレバー式とボタン式の2種類

走行中でも2駆から4駆に切り替えできるが…

急に凍結路に遭遇したり、走行しているうちに積雪がひどくなってスリップの危険がある場合にはできるだけ早い段階で4駆に切り替えるほうが賢明です。

そういった状況を考慮しているのかジムニーは走行中でもトランスファーのみの操作で「2H➔4H」そして「4H➔2H」に切り替えることができるようになっています。しかし先々代のJA11以前の型式は例外でトランスファーのみの操作では4駆に切り替えることができません(次の項目で解説)。

必ず停車して切り替え操作が必要なのは「4L」です。これは型式に関係なくどのジムニーでも当てはまります。

先々代までは車から降りないと4駆に切り替えできない

先々代モデルのJA11ジムニーまでは4駆に切り替えるためにトランスファーの操作だけでなく、車から降りてフロントタイヤ中心にあるフリーホイールハブといわれるものを手動で<FREE ➔ LOCK>に切り替える必要がありました(マニュアル式)。

先代のJB23ジムニー以降からはエアロッキング式に変更され、4駆へ入れると自動で切り替えされるようになりましたが、ハードなオフロードを好むジムニー乗りは確実性の高いマニュアル式にわざわざ組み替える例もあります。

ジムニーにフリーホイールハブの違い


オフロードで4駆を体験してみよう

ジムニー乗りなら知っておいてほしい2駆から4駆に切り替えるべきタイミングをお伝えしてきましたが、雪の降らない地方の方はほとんど4駆に切り替えることがないと思います。

せっかくジムニーに乗っているならオフロードで4駆のスゴさを体験してみませんか?林道も悪くありませんが初心者の方こそオフロードコースがおすすめです。全国のオフロードコースについてまとめた記事がありますので参考にしてみて下さい。

4×4エスポワールではジムニーでトライアル競技にも参戦しています。本格的なオフロード走行を狙ったマシン作りもお手伝いできます。お気軽にご相談下さい。

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