ジムニー乗りなら知っておくべし!2駆から4駆に切り替えるべきタイミング

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ジムニー乗りなら知っておくべし!2駆から4駆に切り替えるべきタイミング

任意に2駆と4駆を切り替えられるパートタイム4WDの機構を持っているジムニーは世界的に見ても珍しいクルマです。

走る場所によって駆動方式を切り替えられることが何よりのメリットですが、いつのタイミングで2駆から4駆に切り替えるべきか知っておく必要があります。

ジムニーのポテンシャルを最大限発揮できるように2駆と4駆の使い分けるポイントをしっかりと理解しておきましょう。


2駆での走行が基本

「え?常時4駆で走ってる車種もあるのに?」と意外に思われる方もいるかも知れません。

これはジムニーがパートタイム4WD方式を採用していることが理由で、パートタイム4WD方式のクルマは乾燥した舗装路面で4駆に切り替えた場合「タイトコーナーブレーキング現象」が発生してしまうからなのです。

直進時は問題ありませんが、ハンドルを大きく切らなければいけない曲がり角に差し掛かるとブレーキが掛かったように減速してしまう現象です。前後輪の回転差を吸収できないことが原因で起こります。

これが常時4駆のフルタイム4WD方式を採用している車種(ハイエースなど)では、前後輪の回転差を吸収するセンターデフを備えているためタイトコーナーブレーキング現象は発生しません。

タイトコーナーブレーキング現象が起こる原因

画像:タイトコーナーブレーキング現象は何故発生するのか – Mobile Cafeteria

他にもあるタイトコーナーブレーキング現象の弊害

吸収できない回転差は表面的にはブレーキング現象が起きてるだけにしか見えませんが、各部に大きな負担が掛かっています。

タイヤの摩耗が早まってしまうこと、ハンドルが重くなってしまうこと、最悪の場合はトランスファーなどの駆動系に負担が掛かり壊れてしまう可能性があるのです。

ジムニーでむやみに4駆に切り替えることは、あらゆる部分に無理な力が加わることを頭に入れておきましょう。

燃費にも良い2駆走行

駆動を伝えるためにはトランスファーに始まりプロペラシャフト、デフ、ドライブシャフトといったたくさんのパーツを介す必要があるため、結果的にパワーロスが発生します。

4駆で走らせる時には前輪と後輪に駆動を伝えなければなりませんが、2駆は後輪を駆動させるだけです。

すなわち、4駆での走行はパワーを多く消費してしまうためパワーロスが少ない2駆で走るほうが燃費には良いのです。


4駆に切り替えるべきタイミング

最初に答えを言ってしまうと「滑りやすい路面」こそが2駆から4駆に切り替えるべきタイミングです。つまりオフロードまたは雪道です。

滑りやすい路面ではスタックやスリップを未然に防ぐために積極的に4駆への切り替えを行います。

ここで気になるのが前後輪の回転差によるタイトコーナーブレーキング現象のことではないでしょうか。面白いことに滑りやすい路面では前後輪の回転差をタイヤ自体が滑ることで吸収してくれるのです。

滑りやすい路面(雪道)を走るジムニー
滑りやすい路面では積極的に4駆に切り替える

4駆はハイギヤとローギヤが選択可

ここまで何度か出てきた単語「トランスファー」について紹介が遅くなりました。

トランスファーは副変速機とも呼ばれ2駆と4駆に切り替える役割だけでなく、4駆のハイギヤ(4H)とローギヤ(4L)のどちらかを選択することができる大きな役割を持っています。

ハイギヤとローギアの違いを簡単にイメージできる例として、マニュアル車で発進するときを思い出してみてください。1速で発進することは容易でも5速で発進することは困難だと思います。

「大きな力が必要な時には低いギヤで走り、スピードが必要な時には高いギヤで走る」この原則を理解していれば4Hと4Lの使い分けもそこまで難しいものではないでしょう。

極端な例ですがこのようなハードなオフロードではローギヤ(4L)で走る必要があります。

型式によって切り替え方が違う

2駆から4駆への切り替えを行うトランスファーは50年以上前の初代ジムニーからずっと受け継がれている機構です。

基本的な仕組みは変わらないながらも型式によってレバー式とボタン式の2種類の切り替え方が存在します。興味深いのはその移り変わりです。

先代モデルのJB23ジムニーのモデル途中まではレバー式が採用されていましたが、2004年のマイナーチェンジでボタン式に変更されました。

そのままボタン式になると思いきや、2018年の現行型JB64系へのフルモデルチェンジでレバー式へと戻ったのです。

もちろんこれには理由があって、一見便利そうに見えるボタン式よりも実際のオフロードシーンではレバー式の方が優れる場面が多くあったからです。

ジムニーのトランスファーの操作方法はレバー式とボタン式の2種類

先々代まではフリーホイールハブを手動切替

先々代モデルのJA11ジムニーまでは4駆に切り替えるために車から降りて、フロントタイヤ中心にあるフリーホイールハブといわれるものを手動で切り替える必要がありました(マニュアル式)。

先代のJB23ジムニー以降はエアロッキング式に変更され、4駆へ入れると自動で切り替えされるようになりましたが、ハードなオフロードを好むジムニー乗りは確実性の高いマニュアル式に組み替える例もあります。

ジムニーにフリーホイールハブの違い


オフロードで4駆を体験してみよう

ジムニー乗りなら知っておいてほしい2駆から4駆に切り替えるべきタイミングをお伝えしてきましたが、雪の降らない地方の方はほとんど4駆に切り替えることがないと思います。

せっかくジムニーに乗っているならオフロードで4駆のスゴさを体験してみませんか?林道も悪くありませんが初心者の方こそオフロードコースがおすすめです。全国のオフロードコースについてまとめた記事がありますので参考にしてみて下さい。

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