ジムニーでジャダー・シミーが発生した時の原因と対策まとめ

ジムニーでジャダー・シミーが発生した時の原因と対策まとめ

「ハンドルブルブル」と聞いてピンとくる方は、1度はジムニーのステアリングジャダー・シミー現象に悩まされたのではないでしょうか?歴代ジムニーの持病(特にJB23は重症)とも言われるこの症状は中々厄介で、事故を招く恐れもある危険な現象です。

そんなジムニーのジャダー・シミーが発生した時の原因と対策をまとめました。今現在ジャダー・シミーに悩まされている方もお役立てください。

 


【ジャダー・シミーとは】

ジャダー・シミー現象とは走行中にステアリング(ハンドル)とタイヤに「異常な振動」が発生している状態を指します。具体的にはハンドルが持っていられないぐらいにブルブル震えて、タイヤも同じように左右に大きく振動します。

ジャダー・シミーが発生しやすい状況というのもあり、大体50km/hあたりから80km/hの高い速度域で路面のギャップを通過した際に荷重が抜けてしまうことをきっかけに発生しやすいです。

まだ経験したことがない方には想像しづらいかもしれませんが、症状のひどいジムニーのジャダー・シミー現象ではハンドルとタイヤの振動だけでは収まらず、ボディまで振動し始めます。尋常ではない振動なので最初は本当に壊れたのかと勘違いするほどです。

運転に慣れていない方なら事故が発生してもおかしくないような状態になるので、下の項目にある「発生時の応急的な対処方法」を確認してみて下さい。

 

▼JA11よりJB23で起こりやすい

ジムニーJB23 フロント足回り
ジムニーJB23のフロント足回り

ジムニー業界では誰もが知るところですが、ステアリングジャダー・シミー現象はJA11よりもJB23で起こりやすいです。リフトアップ車だけでなく、まったくのノーマル車でも発生します。

JA11のリーフサスペンション機構に比べると、ジムニーJB23のコイルサスペンション機構はジョイント・ブッシュ・アームが多く、経年劣化やリフトアップによりガタが出やすい構造になっています。それがアライメントが保持できない原因となりジャダー・シミー現象へと繋がっていきます。

 

▼こんな風になる

文章で伝えるよりも実際にジムニー(JB23)で、ステアリングジャダー・シミー現象が発生している状態の動画を見てもらう方がわかりやすいと思いますので貼り付けておきます。

タイヤがすごいことになっています。

 

車内ではハンドルがブルブルと震えています。

 

▼発生時の応急的な対処方法

ジムニーのジャダー・シミー現象が発生したときに応急的に何をすれば良いかをまとめました。対処方法の中には、相応の運転技術が必要なものもありますので状況に応じて、出来るだけ安全を優先した判断で対処してください。

  • 減速・停止
    ⇒確実に症状を収めるにはこれ以外ありません。もっとも安全でおすすめです。路側帯などに車を止めましょう。

  • 加速・アクセルオン
    ⇒速度域を上げると症状が収まる場合があります。

  • ブレーキを瞬間的に踏む
    ⇒カクッと瞬間的にブレーキを踏むと症状が収まる場合があります。

  • ステアリング(ハンドル)を瞬間的に切る
    ⇒左右どちらかに瞬間的にハンドルを切ると症状が収まる場合があります。

  • 【予防】ステアリングにテンションをかけておく
    ⇒蛇行運転の様に左右にステアリングを当てておくことで、タイヤに対して常にテンションがかかりジャダー・シミーが発生しにくくなります。

 


【ジャダー・シミーの原因】

ジムニーのステアリングジャダー・シミー現象が発生する原因と考えられるものを下にズラッと並べてみました。

これまでエスポワールが実際に経験してきた中で、やはりジムニーJB23でステアリングジャダー・シミー現象が圧倒的に多いです。発生する原因は1つではないこともあり、複数の原因が関連して発生している場合もありました。まずは自分でも確認できる項目から順にチェックしていきましょう。

 

▼タイヤ・ホイール関係 

  • タイヤの空気圧の過不足
  • タイヤの残り溝の減少(片減り・偏摩耗など)
  • タイヤ銘柄・サイズの変更
  • ホイールバランスの異常
  • ホイールアライメントの異常

 

▼サスペンション・ステアリング系統

  • キングピンベアリングの摩耗・ガタ
  • ハブベアリングの摩耗・ガタ
  • ナックルシールの摩耗・ガタ
  • ステアリングリンク部・ギアボックスのガタ・緩み
  • 【JB23】ラテラルロッドエンドブッシュの劣化・緩み
  • 【JB23】リーディングアームブッシュの劣化・緩み

 

▼リフトアップ時の補正不足・負担増

  • キャスター角度補正不良
  • プロペラシャフトの角度補正不良
  • 【JB23】ラテラルロッドの長さ不足及び取付角度の補正不良

 


【ジャダー・シミーの対策・修理】

続いてジムニーのステアリングジャダー・シミー現象が発生したときの対策法をまとめました。面倒ではありますが、ひとつずつ自分でできる項目から改善していきましょう。根本的に改善されていなければ一時的に症状は治まっても、走行を重ねていくと再びジャダー・シミーが再発するケースも多々あります。

一向に症状が改善しないという場合は最寄りのジムニー専門ショップに相談してみることをおすすめします。ジムニー修理の経験が少ない整備工場によっては原因を突き止めるまで時間がかかり、余計な出費まで必要となる場合もあります。

 

 

▼タイヤ・ホイール関係 

  • タイヤの空気圧を規定空気圧より低くする
  • タイヤの交換・またはローテション
  • タイヤを別銘柄・別サイズに変更
  • ホイールバランス再調整
  • ホイールアライメント(トー角)の再調整

 

▼サスペンション・ステアリング系統

  • キングピンベアリングの交換
  • ハブベアリングの交換
  • ナックルシールの交換
  • ステアリングリンク部・ギアボックスの交換
  • 【JB23】ラテラルロッドエンドブッシュの交換
  • 【JB23】リーディングアームブッシュの交換

 

▼リフトアップ時の補正

  • トランスファーアップマウントでプロペラシャフトの角度補正
  • 【JB23】リーディングアーム・キャスターブッシュ・リーディングアームダウンブラケットなどでのキャスター角補正
  • 【JB23】ラテラルロッドダウンブラケットまたはアップブラケットでのラテラルロッド取付角度の補正
  • 【JB23】調整式ラテラルロッドで適正な長さに調整

 

▼ジャダー・シミー対策・修理専用パーツ

工藤自動車製 ジャダーストップフルキット

 

ハイブリッジファースト製ステアリングダンパープラス

ショップ:ハイブリッジファースト(楽天市場)

  • キングピンプレロードシステム
    • ¥16,000(税別)
    • ジムニーJB23/33/43用

 

アピオ製キングピンプレロードシステム(左右セット) 調整式キングピン

ショップ:アピオ

 


【まとめ】

今回、ジムニーのステアリングジャダー・シミー現象について原因と対策などを紹介してきました。

これだけを改善すれば間違いなく問題を解消できるという対策方法がないため、修理にかかる費用も見当がつかず厄介な症状です。特にジムニーJB23をリフトアップしているユーザーは症状が発生しやすく、ステアリングジャダー・シミー現象に備えた運転・点検が必要です。

でも長くジムニーと付き合っていくと、今回のようにサスペンションの構造など普段触れないようなちょっとマニアックな知識も自然と付いてくるので、よりジムニーに詳しくなり愛着が湧いてきますよ。

 

 


ジムニーカスタム関連

【タイプ別で比較】ジムニーJB23におすすめのスキッドプレート

【タイプ別で比較】ジムニーJB23におすすめのナンバー移動キット

【タイプ別で比較】ジムニーJB23におすすめの社外フロントグリル

【タイプ別で比較】ジムニーJB23におすすめの社外リアバンパー

【タイプ別で比較】ジムニーJB23におすすめの社外フロントバンパー

ジムニー関連

型式によって違いがあるジムニーJB23の1型~10型の変更点

ジムニー歴代の純正アルミ・スチールホイール

ジムニーのタイヤ選び・マッチングに悩んだ時に役立つ一覧表

ジムニーJB23の中古車でおすすめの年式・型式!購入時の注意点とは!

 

4x4エスポワール ショッピングバナー

4x4エスポワール

ジムニー専門店として20年以上続く4×4エスポワールです!
各種ジムニーパーツはショッピングページからお買い求めいただけます。
オリジナルパーツの製作、業販なども承っております。
今まで製作してきたジムニーはデモカーからご覧になれます。
過去のイベント・レース参戦記録などはクラブより!

〒556-0014
大阪府大阪市浪速区大国1-6-8
TEL: 06-6648-1001
FAX: 06-6648-1002