車高を上げるリフトアップがカスタムの主流となっているジムニーは様々なパーツが存在します。
聞き慣れないパーツも多くある中で、今回はそのひとつであるスタビライザー延長ブロックに注目してみます。
新型ジムニーJB64系はもちろん、先代のJB23系やJA11系も関係しているパーツなので、これからリフトアップを考えている方は要チェックです。
スタビライザー延長ブロックとは
ジムニーをリフトアップした時に取付角度が変わってしまうスタビライザーを補正するためのパーツです。「スタビ延長ブロック」や「スタビ延長スペーサー」とも呼ばれます。
スタビライザーは適切な取付角度・位置でないと本来の効果が発揮できず、コーナーでロールを抑えることが出来なかったり、不快な乗り心地の原因にもなります。
特にリフトアップしたジムニーは重心が高くフラつきやすいので、スタビライザー延長ブロックでちゃんと補正しておくとフラつきが抑えられ、安定した高速走行が行えます。
取り付け場所はココ
JB64系、JB23系、JA11系ジムニーのスタビライザーはフロントだけに装着されています。
スタビライザー延長ブロックの取り付け場所は共通していて、前方から車体下をのぞき込めばすぐに見えます。
この場所、社外製ショートバンパーでないとアクセスしづらく、純正フロントバンパー装着車にスタビライザー延長ブロックを取り付ける場合は一部カット加工が必要となる場合があります。
必要な厚み
スタビライザー延長ブロックはジムニーのリフトアップ量によって必要な厚みの量が変わります。
リフトアップ量が高くなるほど比例してブロックも分厚いものが必要となります。JB64系、JB23系、JA11系のどのジムニーであっても基本構造が共通しているので同じことが言えます。
大まかにはなりますが、参考としては以下のような厚みのスタビライザー延長ブロックが必要になります。
- 1インチアップ: 補正なし~10mm
- 2~3インチアップ: 10mm~30mm
- 4~5インチアップ: 30mm~50mm
取り付けないとどうなる?スタビレスは?
もしスタビ延長ブロックなしでスタビライザーを取り付けようとすると、スタビライザー本体と取付穴が離れてしまい取り付けが困難になります。
無理やり取り付けたとしてもスタビライザーに対して常に無理が掛かっている状態のため、本来の効果・働きが得られません。
またスタビレスにしてしまう方法もありますが、サスペンションのストロークを目一杯使うオフロードシーンで恩恵はあるものの、フラつきが大きくなるため林道を走る程度なら装着しておいたほうが良いでしょう。
他にもある補正方法
スタビライザー補正の主流はコスト面に優れているスタビ延長ブロックですが、他にも補正方法はあります。
補正方法が違っても目的はスタビライザーを補正することなので、効果について大きな違いはありません。
純正バンパー対応タイプや取り付けた時の見た目を気にするなら、他の補正方法も検討してみて下さい。
ショートスタビリンク
ブロックを挟む補正方法とは違い、スタビライザーのエンド部分を繋ぐスタビリンクを短くすることで補正します。
まだジムニーのスタビライザーの補正方法としてはマイナーです。しかし、スタビリンクが短くなることで地面とのクリアランスが広くなり、オフロードでヒットを回避することができます。
画像:ショウワガレージ
街乗りメインなら付ける価値あり
リフトアップしたジムニーに乗っていて、もしスタビライザー延長ブロックを取り付けていないなら装着してみて下さい。
パーツ自体も低価格で取り付けも難しい作業ではないので、DIYでチャレンジするのもアリだと思います。
街乗りをメインにしているなら、重要な役割となるスタビライザーはキッチリ補正しておくことをおすすめします。
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