現行型のJB64ジムニーが発売されて以降、明らかにリアラダーの装着率が高くなってきています。
実用面だけでなくリア周りの印象をガラッと変えることができるリアラダーですが、まだ詳しく知らない方のためにちょっと詳しくお教えしたいと思います。
リアラダーの目的とは
ルーフキャリアに載せた荷物にアクセスしやすくするためのパーツです。
車高が高いジムニーだとルーフキャリアの荷物を積み下ろしする場合、地上からのアクセスは難しくドアの開口部に足を掛けたりでもしない限り届きません。
そんな時にリアラダーがあるとしっかりとした足場を作れるので、安全にルーフキャリアから荷物を積み下ろしすることができます。
★ルーフキャリアについてはこちらで詳しく紹介しています。
アウトドア感が演出できる効果も
リアラダーの実用面での目的はご理解いただけたと思います。しかしリアラダーは実用面よりも見た目重視で装着されることも多いパーツです。
なんで?と思われるかもしれませんが、ジムニーカスタムではリアラダーを装着することでアウトドア感、ワイルドっぽさを演出することができるからです。
本来はリアラダーの必要性がないルーフキャリアを付けてないジムニーであっても「カッコいいから」という理由でリアラダーを装着する例もあるほどです。
さらに近年のキャンプブームで「アウトドアはカッコいい」と認知されてきたことも影響していると考えられます。
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どれぐらいの費用がかかる?
目安としては3万円ほどの予算があれば十分です。低価格帯なら1万円台でもありますし、メーカーによっては5万円近くするリアラダーもあります。
現行のJB64ジムニーであればラインナップが豊富で選択肢も多いですが、残念ながら先代のJB23やもっと古い先々代のJA11になるとラインナップは極端に少なくなります。
取り付け工賃についてはそれぞれ商品によって作業内容が違うので難しいところですが、比較的簡単な作業の場合が多いので1万円~2万円程度なら妥当ではないかと思います。
車検は大丈夫?
リアラダーは問題なく車検に通ります。リアラダーは「指定部品」に分類されているため、車検上の問題は基本的にありません。
現行型のJB64系ジムニーだけでなく、JB23以前の旧型のジムニーでも同様です。
ただし、例外として自作品や他車種用を無理に流用したリアラダーは車検に通らない可能性があります。ジムニー専用のリアラダーは種類が豊富なので、面倒な加工をせずに既製品の中から選ぶのがおすすめです。
リアラダーの選び方
何を基準にするかによってジムニーのリアラダー選びは変わってきます。基本的には以下の4つのポイントを基準にしてすれば良いでしょう。
- 実用面
- 1段目の足を引っ掛けるところが高いと上り下りがしづらい。スリムなデザインのものも見栄えは良いが使いづらい場合がある。細かな部分ではラダーと車体のすき間が狭すぎると、足の掛かりが浅くなり滑りやすくなってしまうため注意が必要。
- 強度面
- 商品によっては耐荷重が明示されているものがある。耐荷重が明示されていない場合でも、メーカーが製造方法や材質についてしっかり説明しているなら信頼性は高いと判断できる。
- デザイン
- パイプの太さや丸パイプ・角パイプといった形状の違い、さらに幅によっても見え方が変わる。スペアタイヤ移動や大径化に対応させるため、比較的スリムなデザインのものがトレンド。四駆らしさを強調したい場合は、あえて大きめのリアラダーを選択するのもアリ。
- 材質
- 頑丈なスチール製、サビに強いステンレス製、軽量なアルミ製の3つに分けることができる。リア周りの重量増をできるだけ避けたいならアルミ製が第一候補。スチール製やステンレス製であっても重くならないように工夫して作られているものも多い。
一昔前は高級感のあるステンレス製が人気だったが、最近の流行としては無骨なマットブラックに塗装されたスチール製やアルミ製が人気。
- 頑丈なスチール製、サビに強いステンレス製、軽量なアルミ製の3つに分けることができる。リア周りの重量増をできるだけ避けたいならアルミ製が第一候補。スチール製やステンレス製であっても重くならないように工夫して作られているものも多い。
折りたたみリアラダー
現行のJB64/74ジムニーに限られますが、一般的な形状とは違う変わり種リアラダーも出てきました。
リアゲートヒンジに取り付けるこのような折りたたみタイプです。
この商品の良いところはコンパクト故にスペアタイヤのサイズや取付位置に影響を受けにくいところです。
画像:O.G Base
デメリット
リアラダーの装着よって致命的なデメリットはありませんが、影響する部分を挙げるならスペアタイヤです。
ジムニーカスタムではスペアタイヤの大径化や取付位置の移動が定番カスタムのひとつです。これらを行う場合、リアラダーが干渉し、スペアタイヤが取り付けられなくなる可能性があります。
リアラダーの中には、スペアタイヤに干渉しにくいレイアウトを採用したものや、対応可能なタイヤサイズを明記しているものもあります。購入時にはどのような仕様なのか確認しておきましょう。
スペアタイヤ部分を避けて作られたリアラダー
あると便利でカッコいい
簡単にジムニーのリアラダーについて説明をしてきました。
ざっくりまとめると「絶対必要なパーツではないけど、あると便利だしカッコよくなるパーツ」と頭に入れておいていただければと思います。
特に現行ジムニーJB64/JB74ではリアラダーがマストアイテムとなりつつあります。以下の記事も参考にしてみて下さい。
4×4エスポワールはジムニーのリアラダーをはじめとしたカスタムを得意としております。また、自社オリジナルのサスペンションなども取り揃えておりますので、お気軽にご相談ください。
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