中古車のジムニーを購入するにあたって、まずはどれぐらいの予算が必要なのか知っておきたいのではないでしょうか。
当然ながら予算額によって購入できるジムニーの程度・レベルは違ってきます。
予算別に分類してどれぐらいの予算があればどんなジムニーが購入できるのか大まかに紹介していきたいと思います。
10万円~20万円のジムニー
現実的ではない予算です。ヤフオク!やメルカリなどの個人売買レベルなら考えられる予算かもしれませんが、何かしらの問題を抱えている車両といって間違いないでしょう。
もし10万円で格安購入できたとしても修理やメンテナンスで車体価格以上のお金が掛かるのは目に見えてます。自らが修理・整備を行い、壊れても楽しめる余裕があるなら面白いかもしれませんが、そういった楽しみを見出だせないならやめておいたほうが無難です。
ジムニーは軽自動車だから、、、といった理由で結構安いクルマのイメージを持たれていたりもしますが、中古車市場では値落ちのしにくいクルマとして知られていて、10年落ち10万キロ走ったジムニーでも50万円以下で購入することは難しいでしょう。
- 個人売買レベルで考えられる予算だが現実的ではない
- クルマが壊れても楽しめる余裕がある人向き
- 何かしらの問題を抱えているジムニー
- 車体価格以上の修理費用が発生するのは確実
価格が安い場合、外観はキレイでも中身はサビだらけだったりもする 画像:N’s Factory
30万円~50万円のジムニー
最低でもこれぐらいの予算は用意してほしいと思います。狙い目は先代のジムニーJB23系です。
現行型のジムニーJB64系が登場したことで型落ちモデルになってしまったこともあり、年式・走行距離によっては底値に近く、買い時といって良いモデルです。
それでも30万円~60万円の価格帯だと外装・内装に不満を感じる車両だったり10万キロオーバーの過走行車も多く、文句なしに程度がいいジムニーと出会えるとは言い難いでしょう。
賭けに出るなら先々代のジムニーJA11系やJA22系を狙うのもアリです。30年近く前のモデルだけにコンディションは様々ではあるものの運が良ければ良好な状態のジムニーと出会える可能性があるかもしれません。
- ジムニーの中古車購入に最低限用意しておいてほしい予算
- 年式・走行距離によっては底値の先代ジムニーJB23が買い時
- 文句なしに程度がいいジムニーは少なく、外装・内装が悪かったり過走行車が多い
- 先々代にあたるジムニーJA11系やJA22系は程度のバラツキが大きく、購入は賭けに近い

60万円~90万円のジムニー
これぐらいの予算を用意しておけば比較的状態の良いジムニーを手に入れられるようになってきます。
アツいのは先代のジムニーJB23系です。「走行距離」or「年式」のどちらかを重視することができるようになり、選択の幅が広がってくる予算といえるでしょう。
その他にリフトアップ・大径タイヤ・ショートバンパーといったジムニーの定番カスタムがひと通り施されたカスタム車も選択肢に入ってきます。
残念ながら現行ジムニーJB64系はまだ選択できる予算ではありませんが、先々代のジムニーJA11系やJA22系のリフレッシュされたタマが出回ってくる価格帯となります。ただ、パッと見だけきれいに仕上げた車両もあったりするのでよく確認しておくことが必要です。
- 比較的状態の良いジムニーが狙えるようになってくる予算
- ジムニーJB23は「走行距離」or「年式」のどちらかを重視できる
- 定番カスタムが施されたジムニーも視野に入る
- ジムニーJA11系やJA22系はリフレッシュされたタマもあるが、粗悪な車両にも注意

100万円~のジムニー
必要十分な予算だと思います。現行型のジムニーJB64系の中古車も狙うことができます。
先代ジムニーJB23ならば走行距離が少なく、年式の新しい車両を選ぶことができるのはもちろんのこと、外装・内装ともに満足できるコンディションで手に入れられるでしょう。年式や走行距離にこだわらなければフルカスタムに近いJB23のコンプリート車両も選べるようになってきます。
先代のジムニーJA11系やJA22系も100万円以上の予算があれば、各所に新品パーツを使ったプチレストアされた車両に出会える確率も高まります。
2サイクルエンジンが搭載された手を出しづらい40年以上前のいわゆるオールドジムニー(SJ10やSJ30など)でも、ここまでの予算ならばグッドコンディションと判断できるので、選択肢に入れてみるのも面白いかもしれません。
- 現行型ジムニーJB64系も狙える
- 先代ジムニーJB23なら絶対満足できるコンディション。カスタムコンプリート車も選択範囲
- 先々代のジムニーJA11系やJA22系はプチレストアされた車両に出会える
- 40年以上前のオールドジムニー(SJ10やSJ30)も視野に

200万円~のジムニー
ジムニーの中古車の価格としては、ひと昔前なら考えられない予算だったでしょう。
カーセンサーやグーネットなどの中古車情報サイトを見るとわかりますが、3年落ちや1万キロ近く走行したジムニーでも200万円を超える価格が付けられているのです。
なにせ新車よりも高い価格となるので異常な状態だと言って差し支えないと思います。大きな要因は新車の納期に時間が掛かりすぎるからです。注文から納車まで1年前後は待たなければなりません。
少しでも早くジムニーJB64系が欲しいなら200万円を払う価値はあるのかもしれませんが、じっくり納期を待てるなら新車の購入を検討してみる余地は大いにあるかと思います。
もし200万円以上のお金を出してジムニーの中古車を購入するなら、ノーマル車だけでなくカスタム済みのJB64系も視野に入れてみることをおすすめします。
- ひと昔前ならジムニーの中古車の価格としては異常
- 少しでも早く現行ジムニーJB64系が欲しい方向け
- 新車価格よりも高いため納期が待てるなら新車購入を推奨
- おすすめはノーマル車だけでなくカスタム済みのJB64系も視野に入れてみる

お店での購入がおすすめ
同じ予算であってもお店(中古車販売店)で購入する場合と、ヤフオク!やメルカリなどの個人売買で購入する場合では車体の程度が異なります。
比較的安価なのは個人売買ではあるものの車体の程度と見合わない価格設定がされていることもあり、間違いなくジムニー初心者は手を出すべきではないでしょう。
なぜこんなことを伝えるかというと、個人売買でジムニーを購入されたお客様が弊社に助けを求めてきたケースを何度も経験してきたからです。基本的に個人売買はノークレームが原則。故障しても保証は受けられません。
お店での購入は個人売買と比較すれば割高感があるかもしれませんが、納車前の整備や購入後のアフターサービスが整っていることは大きなメリットです。
できればジムニー専門店が良い
住んでいる場所の近くにジムニー専門店があるなら1度だけでも良いので寄ってみる価値はあると思います。
一般的な中古車販売店とは違って、ジムニーの目利きができるので在庫車の質が良かったり、中古車のジムニーを探してもらう時にも安心度は高いです。
購入と同時にカスタムをしてもらう場合でも的確なアドバイスを受けられます(運が良ければサービスしてくれたりすることもあるかも…)
あくまでも予算は目安
どれぐらいの予算があればどんなジムニーが購入できるのかわかっていただけたでしょうか。
ジムニーの中古車購入において最初にどれだけの予算を用意するかは大切です。しかし、今回紹介した予算とは当てはまらないジムニーも当然あります。
中古車相場は常に変動しているので、あくまでも目安として考えておいてほしいと思います。
4×4エスポワールはジムニーの中古車販売も行っております。全国の業者オークションからお客様のご予算・ご要望に応じたジムニーを探し出します。日本中古自動車販売協会連合会(JU中販連) 加盟店ですので、大阪にお住まいの方だけでなく京都・奈良・和歌山・兵庫の関西圏の方も安心してお任せください。
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